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作業 or トレーニング?


当たり前の事ですが、実施したトレーニングはメモをしないと伸びません。
その日行ったトレーニングの種目、強度、量...などなど。

前回やったトレーニングの内容を忘れてしまってはその日やるトレーニング内容もブレブレになってしまいます。
トレーニングというものは計画性がもの凄く求められます。特に目的が「勝つ」ことであるアスリートであればなおさらです。

現在、高校のバスケ部とアメフト部の2つの現場に指導に行っていますが、いずれの現場でもトレーニングを実施するにあたりノートをとることを徹底させています。
最初はなぜノートが必要なのかイマイチわからなかった選手もいたと思いますが、徐々に必要性を理解してきています。
トレーニング後に必死にノートに書き込んでいる選手の姿を見ると、次回に活かそうとする姿勢が伝わってきます。

トレーニングプログラムや、実施した強度、量だけではなく、注意点や次回へのアドバイスなども含め、
「これだけやったんだ!」
と自信を持てるようなトレーニングノートを作ってほしいと思っています。

トレーニングは頭を使います。計画性も求められます。
何も考えずにやっているのはトレーニングではなく、ただの作業です。

せっかく、辛い思いをしてやっているわけなので、そのすべてをムダにせず活かすためにも「作業」ではなく「トレーニング」をしましょう!

ちなみにこのジムでも、おおよそのトレーニングプログラムが確定してきた方には、ご自身のやっているトレーニングプログラムを知る為にもトレーニングシートをお渡ししています。



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骨を鍛える?


昨日、帰宅して何気なくテレビをつけると、 NHKで
シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク
という番組で骨に関する特集をやっていました。

途中からみたので全体はわかりませんが、
・自転車などの運動では骨に刺激がいかないので骨は鍛えられませんよ。
・骨に刺激を与える為には、歩いたり、走ったり、跳んだりしたらいいですよ。
・実際に一定期間ジャンプをし続けた被験者の骨量を計測するとアップしましたよ。
という内容のものでした。

本当にそのとおりで、自転車のような下肢に荷重のかからない運動では基本的に骨には刺激はいきません。
それに比べて、地面に脚を接地し、下肢に荷重のかかるような歩いたり、走ったりというような動作では骨に刺激がいきます。

じゃあ、自転車などより、歩いたり走ったほうが良いんだなと思うかもしれません。
しかし、これはあくまでも「骨」だけに焦点を合わせた場合です。
番組でもいっていましたが、膝を痛めたりしている方にとっては、下肢に荷重のかかる歩行や走行はむきません。
痛みをがまんしてやったところで、骨に刺激がいくからと言って膝等の関節がよくなるわけでもありません。むしろ悪化します。

膝などを痛めてない場合でも、いきなり走ったり、跳んだりするのはリスクが大きいです。
「着地」というものは予想以上に負担が大きいのです。
それに関してはコチラをご覧下さい。
そこにも書いてあるように、骨への刺激を考える前に筋力を養うことです。
そして、筋力を養う為に実施するウエイトトレーニングでももちろん「骨」にも刺激がいきます。
歩く、走る、跳ぶ
この3つだけが骨を鍛えるわけではありません。
適切なウエイトトレーニングは骨、靭帯などの結合組織、そして筋肉をしっかり鍛えることが出来ます。
とても効率的です。


昨日の番組ではジャンプする場面が多く出てきましたが、それをそのまま実施するのは危険です。
片足のジャンプなんてなおさらです。

それにしても、なぜ筋肉の話がでて来ないのかなーと思っていましたが、
「骨」の回の前に「筋肉」の回をやっているんですね。
見ていないのでわかりませんが、その時に十分筋肉についての重要性は放送したのでしょう。


確かに骨を鍛えるには着地の伴うものは有効ですが、筋力があることが前提となります。
いきなり跳んだり跳ねたりせずにまずは適切な方法で筋力を養いましょう。
物事には順序があります。



スクワットを教えない理由


このジムでの年内最後のトレーニングを終える方も徐々に多くなってきました。
あと今年も10日...

そんな中、先日行われたGS Performance主催のアジリティーセミナー参加や10repsという高ボリュームの自主トレに突入したということもあり、私の下半身の筋肉は悲鳴をあげております...
また仕事面でも、担当している高校の2チームの1RM測定などもあり、慌ただしい12月となっております。

年末年始の休暇までもう少し。駆け抜けます。


さて、トレーニングと言えば、スクワットというイメージがある方も多いのではないでしょうか?
しかしながら、ここでは対象が一般の方であればスクワットはあまり教えません。

膝に負担がかかるから
腰に悪いから

では、もちろんありません。
スクワットは腰にも膝にも良く、様々なポジティブな効果を与えてくれます。
もちろん、正しく行うのが前提ですが...

では、なぜ教えないのか?
それは、難易度が高いからです。
難易度が高いということは、その種目がしっかり出来るようになるまでに時間を必要とし、また時間がかかるだけではなくかなり辛いということです。
それらのデメリットを差し引いても、あまりある恩恵を与えてくれるのも事実なので、対象がアスリートの場合には教えることが多いです。
しかしながら、一般の方の場合には効率面から考えると他の種目でも十分代用出来ます。
そういう理由から、スクワットはあまり教える機会は多くありません。

それでも、
トレーニングと言えば、スクワットだから
スクワットを教えてほしい!という方がいらっしゃれば遠慮なく希望して下さい。
この方であれば大丈夫と判断した場合に、段階を踏んで教えていきます。
もちろん、教えたくないわけではないので。笑

指導の際には、その種目の「難易度」という側面も考慮しなければなりません。
スクワットは動員される筋群が多く、とても効果的なトレーニングだから。という浅はかな理由からすぐにトレーニングプログラムにいれる指導者も多く存在すると思います。(恥ずかしながら、かつては私もそうでした。)
ですが、それぞれの種目の特性をしっかり理解することで、メリット、デメリットを把握した上でプログラムに組み込むことが大事ですね。




自主トレ ダイジェスト上半身編


ココ最近の自主トレ映像をいくつか。
今回は上半身編。

年末までゆるりとやっていきます。


自主トレ ダイジェスト下半身編


「偉そうなことばっか言ってるけど、お前やってんのか?」

だいぶご無沙汰してしまいましたが、弱いなりにやってます!
というわけで、ココ最近の自主トレ動画です。



n=1を参考にするな


トレーニング指導者はトレーニングや人体に関して出来るだけ科学的に解明されている事実をもとにトレーニング指導を実施します。
もちろん、まだまだ解明されていないことだらけですので、全てにおいて科学的な背景があるわけではありませんが...

そういった科学的な背景を指導に活かすべく論文を読むのですが、その論文がどれくらいの信憑性があるかを判断するときに注意する点の1つとして、被験者の人数があります。

例えば
その実験に関わった被験者が5人(n=5)のものと30人(n=30)のものであれば、当然30人のもののほうが信憑性は高いと判断され、たった5人を対象に行われた実験なんて基本的には参考になりません。

メディアなどでアスリートがやっているトレーニング方法や食事、習慣などは頻繁に取り上げられますが、一般論ではなくかなり特殊なパターンの場合もあります。
アスリートの影響力というものは凄まじいものがあるので、それを知った子どもや親まで、そのアスリートの"特殊な"やり方を急に真似しようとしてしまいます。
しかしその事実はただのn=1の信憑性しかなく、もしかするとそのアスリートだから成り立っているだけかもしれません。
そのアスリートからしてもいろんな経験を経て自分に一番あっているやり方にやっとたどり着いた方法かもしれません。
いずれにしても、どれほどの信憑性があるかもわからないものを急に真似したりする行為は危険です。
まずは広く認知され、解明されているような一般論から実施し、それから少しずつ自分に合わせてやっていったほうが効率的だと思います。

プロ野球もオフに入ったこの時期、選手のオフの過ごし方や来シーズンに向けての肉体改造のことなどユーモアを含めたいろんな情報が出てきますが、そういう情報を鵜呑みにせず、まずはその分野の専門家に聞くのがいいでしょう。

あの人がやっているから、自分も...が通用しない場合もあります。


あと今年も40日...